すべての抜け毛はAGAじゃない!AGAの特徴を徹底解説

AGAの特徴は何?抜け毛を見分ける方法はある?

男性型脱毛症AGA(エージーエー)は、男性の約3人に1人は発症すると言われている病気です。あまりにも多くの人が罹患しますので、薄毛になったりハゲを見つけたりすると「もしかしてAGAかも!」と判断してしまいがちですが、もちろんそうではありません。AGAによる薄毛もありますがAGA以外による薄毛もありますので、きちんと見分けて、適切な治療を行う必要があるのです。

 

 

AGAとAGA以外の抜け毛の見分け方

では、AGAによる抜け毛とAGA以外による抜け毛はどのように見分けることができるのでしょうか。まず、通常のヘアサイクルにおける抜け毛について見ていきましょう。髪には毛周期があり、休止期→成長期→退行期のサイクルで進行していきます。退行期間が進むと毛髪は寿命となり自然に抜け落ちますので、正常な状態でも毎日髪が抜けてしまうのです。本数が100本程度までなら特に問題はないと判断することができます。このヘアサイクルによる脱毛の場合、抜け毛の毛根の形が丸くなっていることが特徴です。毛根部分がいびつな形になっているときや球が小さくなっているときは、ヘアサイクルが短くなって抜けやすくなっている可能性があると考えることができるでしょう。抜け毛の毛根に皮脂がついている場合は、頭皮に皮脂が過剰に分泌されることが原因で抜け毛の症状が起こっていると考えられます。これを脂漏性脱毛症と呼びます。適度に皮脂を取ることで症状を改善することが可能ですが、皮脂を取りすぎてしまうとさらなる皮脂の過剰分泌に繋がりますので、こまめなシャンプーなどの適切なケアを心がけましょう。その他にも、一部分だけの毛髪が抜け落ちる円形脱毛症もあります。ストレスなどの因子により円形脱毛症になった場合は、一定期間が過ぎると抜け落ちた部位から髪が再度発毛しますので特別な治療を行う必要はありません。また、女性特有の脱毛症として、出産時に一時的に脱毛が増える分娩時脱毛症があります。これは出産後に女性ホルモンの分泌が減ることに由来する症状ですので、女性ホルモンの分泌が安定すると症状も自然に治っていきます。

 

 

AGAによる抜け毛にはどんな特徴がある?

AGAによる抜け毛にはどのような特徴があるのでしょうか。まず、男性型脱毛症の名前の通り男性ホルモンの分泌によって薄毛が誘導されますので、「男性に多い」という特徴が挙げられます。さまざまな脱毛症状がありますが、比較的高い割合で見られるのが額の左右の生え際が徐々に後退していくM字型脱毛です。M字ハゲと呼ばれることもあります。その次くらいに多いのが頭頂部から薄くなっていく症状です。正面からだけ鏡を見ていると目立ちにくい部位ですので、気が付いたときには髪型で隠せないほどの広範囲が禿げていたということも少なくありません。また、額の生え際だけでなく、正面部分がまんべんなく禿げる人もいます。いずれの禿げ方も抜け毛が増えることで生じます。洗髪時に平均100本以上抜けたら、AGAの発生を疑っても良いかもしれません。

 

 

AGAの原因にもなる酵素!5αリダクターゼ

ジヒドロテストステロンが頭皮内に増えると抜け毛が増えてしまいます。つまり、ジヒドロテストステロンの増加は、AGA進行と密接な関係があるといえるのです。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモン・テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変化した物質です。男性ホルモンは一定量存在しますので予防することはできませんが、5αリダクターゼが増加するとAGAになりやすくなりますので、5αリダクターゼの増加を予防できればAGAに罹患する確率もある程度低くすることができると言うことができるでしょう。5αリダクターゼには1型5αリダクターゼと2型5αリダクターゼの2つの種類があります。いずれも男性ホルモンに作用してAGAを生みだすジヒドロテストステロンを増加させる酵素です。

 

違いはコレ!2型5αリダクターゼは1型5αリダクターゼよりAGAと強い関係が

1型5αリダクターゼは前頭部と後頭部の皮脂腺に存在することが多く、2型5αリダクターゼは前頭部と頭頂部の乳毛頭に存在することが多いです。そのため、前頭部と頭頂部の抜け毛が特徴であるAGAは、2型5αリダクターゼがより強く関係していると見ることができるでしょう。また、2型5αリダクターゼは毛乳頭の中に存在しますので、毛深いと言われることがある人やひげが濃い人、腕や胸などの体毛が濃い人は、平均的な毛深さの人よりは2型5αリダクターゼが多く存在すると考えられます。つまり、毛深い人はAGAになりやすいとも言うことができるのですね。2型5αリダクターゼよりはAGAの発生と密接には関係していませんが、1型5αリダクターゼが多くある人もAGAになりやすい傾向にあります。1型5αリダクターゼは皮脂腺に存在している酵素ですので、皮脂の分泌が多くいつも肌が脂っぽい人は1型5αリダクターゼが大量に存在している可能性が高いですので、AGAになりやすいと見ることができますね。

 

5αリダクターゼの働きを抑制する成分は何?

もちろん、5αリダクターゼが毛乳頭や皮脂腺に存在すれば、即、男性ホルモンと結合してジヒドロテストステロンを生みだすというわけではありません。5αリダクターゼの働きを抑制する成分を摂取すれば、AGAの元になるジヒドロテストステロンの生成も抑えることができるのです。1型5αリダクターゼは、亜鉛や穀物に多く含まれるアゼライン酸などを摂取すると活動が抑制されます。一方、2型5αリダクターゼはかんきつ類に多く含まれるリモネンやフィナステリドで働きが抑制されることが分かっています。これらの5αリダクターゼ抑制成分を効果的に取り入れることが大切と言えるのです。亜鉛やアゼライン酸、リモネンは食事から取り入れることができますが、フィナステリドなどの特別な成分は食べ物から補給することは難しいですよね。内服薬や外用薬(育毛剤)などを経由して摂取することが勧められるでしょう。

 

 

AGAのセルフチェックで前兆を知ろう!

AGAになってから治療を開始するのも良いですが、AGAになる前にリスクを防止することができるなら、ハゲを気にすることもありませんのでもっと良いですよね。こまめにセルフチェックをする習慣をつけてみるのはいかがでしょうか。まず、抜け毛に注目して下さい。1日に100本以上抜ける日が増えてきたら、AGAの前兆かもしれません。次に抜けた髪も評価してみてください。毛根部が細い場合や先細毛、短い毛が多いと、AGAの前兆かもしれません。その次に髪全体を客観的に診断してみてください。なんとなくボリュームが少なく思えたり、髪質が柔らかくなっていたり、髪1本1本が細くなっていたりするなら、AGAの進行が始まっているのかもしれません。

 

 

AGAになりやすい特徴ってあるの?

これってAGA危険信号?①頭皮が硬い人

頭皮が硬いと頭皮部分の血行が悪くなりやすいです。そのため、新陳代謝が衰えやすくなり、髪が抜けても新しい毛髪が次々とは生えてきにくくなります。つまり、頭皮が硬いと抜け毛の進行も早くなると見ることができるのです。元々頭皮が硬い方は、育毛剤や発毛剤などを適切に使用して頭皮マッサージなどを行うことができるかもしれませんね。ただし、頭皮はデリケートですので、あまりにも力を入れてマッサージをしてしまうと逆効果になることがあります。方法が分かりにくい場合は、育毛専門の病院などで相談してみることができるでしょう。

 

これってAGA危険信号?②頭皮の皮脂が多い人

頭皮部分の皮脂が多いと毛穴が詰まりやすくなりますので、新しい毛髪が生えにくい状況になりやすいと言うことができます。フケが多い方や頭皮が皮脂でべたつきやすい人は、丁寧にシャンプーをするなどの対策をすることが必要と言えるでしょう。ただし、皮脂は本来皮膚を守るためのものですので、取りすぎてしまうと分泌量が増えてしまうという性質があります。過剰に取るのではなく適度に取るように注意して下さいね。

 

これってAGA危険信号?③毛根が細くなってきた

毛根が細くなってきたということは、髪を作る元である毛母細胞の力も弱まってきたと見ることができます。いつもよりも毛根が細くなってきたとき、新しく生えた毛の毛先が細くなってきたとき、AGAの進行が実際に始まっているのかもしれません。

 

 

AGAが進行するとどうなる?髪や頭皮に見られる特徴は何?

健康な頭皮は白に近い色をしています。血行不良になりAGAが進行していくと、徐々に赤みが強くなってきます。赤い色や赤黒い色をしているなら、AGAの治療を開始しなくてはいけないかもしれません。また、頭皮の硬さも重要です。AGAが進行することでダメージを受けて硬くなりますので、頭皮ケアが必要になるでしょう。髪自体にも注目して見ましょう。髪にコシがなくなり、毛根部や毛先が細くなってきたなら、AGAの進行を疑うことができます。髪全体のボリュームにも着目して見ましょう。なんとなくボリュームが減ってきたと感じられたり、頭皮が透けて見えるような気がしたりするときは、AGAがかなり進行しているとも考えられます。早期予防と早期治療で、AGAの改善効果を期待することができます。頭皮や毛髪の異変に気が付いたら、すぐに対策を取るようにしてくださいね。

 

 

AGAは男女関係なく罹患する病気!女性もAGAを発症する

男性ホルモンがジヒドロテストステロンに変化することによっても発症するAGA。とは言っても、男性だけが発症するのではありません。女性もAGAになることがあるのです。

 

女性もAGAになる理由

元々、男性ホルモンは男性の身体にも女性の身体にも存在します。もちろん、性差がありますので、男性に比べると女性の体内にある男性ホルモンの量は多くはありません。ですがこの少ない男性ホルモンがジヒドロテストステロンに変化すると、男性と同じようにAGAへと繋がっていくこともあるのです。このような女性が罹患するAGAを女性男性型脱毛症(FAGA)と呼びます。

 

女性のAGAは男性のAGAと何が違う?特徴はある?

男性のAGAも女性のFAGAもいずれも起こる仕組みは同じですが、表れ方に違いがあります。男性のAGAは前頭部や後頭部、額の生え際などの局所的な抜け毛として表れることが多いのですが、女性のFAGAは全体的な抜け毛や全体的なボリュームの減少となって表れることが多いのです。なんとなく髪のコシがなくなってきたり、なんとなくボリューム感が不足して来たりしたら、女性もすぐにAGA治療を受けることが勧められます。

 

 

AGAの特徴についてのまとめ

すべての抜け毛がAGAではありませんが、AGAは非常によく見られる病気ですので、「髪のボリュームがなくなってきた」「生え際が後退している」「頭頂部が薄くなった」等の何らかの異変が見られたらAGAを疑うことができます。円形脱毛症や分娩時脱毛症、脂漏性脱毛症などは一過性の疾患ですので、状況が改善されたらまた自然に発毛してくることもあるでしょう。ですが、AGAに罹患すると、治療を実施しない限り自然発毛を見込むことは難しいのです。抜け毛の状態や頭髪の全体的なボリューム、地肌が見えやすくなった部分があるか等をセルフチェックし、早めに本格的な治療を開始するようにしましょう。

 

 

AGA対策を始めよう

AGAにならないために今から対策を始めることができます。頭皮は常に清潔に保つことが大切ですので、丁寧にシャンプーをするようにしましょう。頭皮をごしごしとこすりすぎてしまうと皮脂が少なくなりすぎてしまい、皮脂の過剰分泌を招きかねません。あくまでも適度を心がけてください。また、ストレスや偏った栄養、不規則な睡眠、タバコ、過度の飲酒なども、毛髪の正常なサイクルを阻害する因子です。ストレスを溜めない生活と栄養バランスの良い食事、規則正しい生活なども心がけていきましょう。発毛効果のある育毛剤を早めに使用するのも良いことです。頭皮を柔らかく保つためのマッサージもプラスして、積極的なAGA対策を実施していきましょう。

 

 

AGAに関係あるかもしれない遺伝的特徴

父親や父方の祖父、母方の祖父などの近い親類に薄毛の人がいる場合は、そうではない人よりもAGAになりやすいと言えるでしょう。また、ひげや体毛が濃いなどの男性ホルモンが多い場合や皮膚が脂で光りやすい場合なども、AGAになりやすいと言えます。もちろん遺伝的要素だけでAGAになるかどうかが決まるわけではありませんが、あなたの一族がAGAになりやすいのか親類を見まわしてみるのも良いかもしれませんね。

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